栄養価が高いカキ「海のミルク」とも
栄養価が高いカキ
カキは昔から栄養価が高いことで有名で、滋養強壮にも優れた食材として多くの人に愛されてきました。その高い栄養価と乳白色の色合い、人間に必要なミネラルなど栄養が豊富であることから「海のミルク」と呼ばれています。
ちなみに、ほかに栄養価の高い食品として名高いのは大豆。大豆は「畑の肉」と呼ばれ、アボカドは「森の肉」と呼ばれています。
幅広く栄養素を含み、ミネラル豊富な代表的な食品
カキは三大栄養素の中ではタンパク質が多く、グリコーゲンのほか、タウリンをはじめ、グリシン・グルタミン酸・アスパラギン酸などアミノ酸も幅広く含んでいます。ミネラル類では亜鉛、カルシウム、鉄、ビタミン類ではB12を筆頭としたビタミンB群が多く含まれています。
このためカキは昔から、疲労回復に効果があり、二日酔い対策、滋養強壮、肝臓サポートに役立つ食材として親しまれてきました。特に全食品トップクラスに入るほど亜鉛の含有量が高いので男性の滋養強壮、薄毛予防、女性ホルモンのバランスを安定させるといわれています。何といっても。牡蠣エキスを売りにしたサプリなどもあるくらいですから。
美容にもよいカキ
また女性にとっては、高タンパク質・低糖質で太りにくく、美肌づくりにも効果的です。
元ミス・ユニバース・ジャパンでファイナリスト(ミス候補)たちに栄養や生活法、メンタル・マネジメントを指導しているエリカ・アンギャルさんは、美しくなる食事のとり方について書かれた著書『世界一の美女になるダイエット』の中で、亜鉛の重要性とそれを摂取できる最適な食品としてカキを絶賛しています。そしてカキならタンパク質も一緒にとれること、亜鉛をとると味覚がシャープになって薄味でも満足できるとしています。
亜鉛、ミネラル、ビタミンB群のそれぞれの成分に期待できる効果は、「亜鉛は皮膚の再生を促し、ターンオーバーを正常化」、「ミネラルはホルモンの分泌を活性化」、「ビタミンB群は肌荒れを改善」することで、いずれも美肌に欠かせない美容成分といえます。